
半世紀の信頼と絆が、
自然と導いた選択
私たち武部家にとって「いちたに」さんは、もはや“特別”ではありません。祖父の代から代々お世話になり、今年3月に母を見送るときも、迷いは一切ありませんでした。
亡くなった直後、病院に駆けつけてくださったのは一谷社長ご自身。安心感とともに、信頼という言葉が自然と浮かびました。50年という時を重ねてきた関係には、説明のいらない信頼があります。

見送るのは”母らしく”。
派手さではなく、想いを丁寧に
今回の葬儀は、時代の流れに合わせた“家族葬”にしようと考えていました。ただ、いちたにさんは「きっと人が多く来られる」と見越して、大きめのホールをご提案くださいました。
結果的に、多くの方が駆けつけ、美しい花々に囲まれた空間は、まるで母を包み込むような優しさにあふれていました。

豪華さよりも、
控えめな心遣いが染みる
打ち合わせでの印象も、他とはちがいます。
「これ、どうですか?」と押しつけることは一切なし。むしろ、聞けば丁寧に教えてくださる姿勢が、とても心地よかった。
コーヒーの香りや、スタッフのさりげない笑顔。
そんな些細な気配りに、「ここにしてよかった」と感じました。
家族葬でも、
“つながり”は切らさない
家族葬というと、こぢんまりとしたものを想像しがちです。
でも、母に会いたかった人たちが集まり、あたたかな言葉が自然と交わされる時間が生まれました。
「お母さんに会えてよかったよ」。
そんな声が、母を囲んであちこちから聞こえてきたのが、何よりの救いでした。

“駆け込み寺”のような安心感を、次の世代にも
「他と比べよう」と思ったことはありません。先祖からずっと頼ってきた場所だから。
いちたにさんは、困ったときに自然と浮かぶ
“地域の駆け込み寺”。
どんな時代でも、家族に寄り添い、
その人らしい送り方を
一緒に考えてくれる。
信頼は築くもの。
でも、信頼し続けるには、人としての
“温かさ”が必要だと思います。
このあたたかさを、ぜひ次の世代にも
つなげていってほしいと思います。